「ブーメラン投資戦法」で、究極のペアトレード

株式投資初心者のあなたにも、公募増資(PO)投資家のあなたにもお薦め!! ニューヨークが暴落しても、いつも平静、夜はぐっすり快眠!

 シグマ個人投資家スクール
~シグマインベストメントスクールの20数年間にわたる、投資教育ノウハウ、講師陣、研究成果の総力を結集~

(注)「ブーメラン投資戦法」とは、シグマインベストメントスクール学長の考案による、ペアトレード手法の名称です。 

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田渕直也のトレーディング・テキストブック

最終回!! 第50回 Last Lesson ~シグマ個人投資家スクール~

今回で、このコーナーは終了いたします。1年以上にわたりお付き合いくださり、誠にありがとうございました。(田渕 直也) 第50回 Last Lesson 1992年のポンド危機は、非対称の収益機会のもう一つの典型例です。 当時、英国のポンドはERM(欧州為替相場…

第49回 ジョン・ポールソンのCDSトレード  ~シグマ個人投資家スクール~

第49回 ジョン・ポールソンのCDSトレード 以前にもご紹介したジョン・ポールソンの「史上最大のボロ儲け」は非対称の収益機会の典型例です。 彼は、サブプライムローン・バブルが弾けるとみて、サブプライムローンを組み込んだ資産担保証券(ABS)を対象にし…

第48回 非対称の収益機会

非対称の収益機会 前回の最後に触れた「非対称の収益機会」とは、見込みが当たった時には大きな収益が期待できる一方で、見込みが外れた時でも損失が限定されているような投資機会のことです。 一例として、オプションを買うことを想定してみましょう。オプ…

第47回 ぼろ儲けには何が必要か  ~シグマ個人投資家スクール~

第47回 ぼろ儲けには何が必要か トレードディシプリンというのは、一面からすると自分自身で行うリスク管理と同義です。金融機関などで行う通常のリスク管理は、トレーダーとは独立した専門の部署が行います。トレーダー自身やトレーダーに近い立場の人が…

第47回 敗者のゲーム  ~シグマ個人投資家スクール~

第47回 敗者のゲーム 本コーナーでは、トレードにおけるディシプリン(規律)の重要性を大きなテーマに据えてきました。なぜディシプリンがそれほど重要なのか、いろいろと見てきたつもりですが、もう一つ重要な点を今回は取り上げましょう。投資は「敗者…

第46回 重要な点のまとめ  ~シグマ個人投資家スクール~

第46回 重要な点のまとめ このコーナーを始めてから一年近くが経ちます。そろそろまとめの段階に入りたいと思います。最初のころは、重要なポイントを都度まとめていたのですが、途中からすっかり忘れてしまっていたので、ここで改めて重要なポイントを示…

第45回 市場は長く非合理的でいることができる ~シグマ個人投資家スクール~

第45回 市場は長く非合理的でいることができる 市場は、基本的に短略的で、長期的価値を無視して動きます。長い目で見ると、あたかも長期的な価値を反映して動いているように見えますが、あくまでもそれは結果的にそうなっているのであって、その時々の相…

第44回 長期的非合理性  ~シグマ個人投資家スクール~

第44回 長期的非合理性 トレーディングの収益源としてもう一つ考えられるのは、市場の長期的な非合理性です。市場は、長期的な価値を合理的に織り込むことができないというものです。株式の理論価格は、その企業の将来における期待利益を現在価値に割り引…

第43回 市場の瞬間的ミスプライスを突く ~シグマ個人投資家スクール~

第43回 市場の瞬間的ミスプライスを突く 今回は、イベント時の瞬間的ミスプライスについて見ていきましょう。瞬間的なミスプライスというのは、何か大きな出来事(イベント)が起きた時に、市場が判断を狂わせて、合理的とは言えない価格を付けてしまうこ…

第42回  アービトラージからリラティブバリューへ  ~シグマ個人投資家スクール~

第42回 アービトラージからリラティブバリューへ LTCMが破たんした直接の原因は、レバレッジが高すぎたことにあります。25倍のレバレッジというのは、保有している資産の4%の損失が発生しただけで自己資金が吹き飛んでしまうことを意味しています。た…

第41回 ドリームファンド、LTCMの破たん      ~シグマ個人投資家スクール~

第41回 ドリームファンド、LTCMの破たん LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)は、名門投資銀行ソロモン・ブラザースの伝説的トレーダーだったジョン・メリウエザーが1994年に設立したヘッジファンドです。1997年にノーベル経済学賞…

市場のミスプライスを突く ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第40回 市場のミスプライスを突く 前回まで、リスクプレミアムについて見てきました。これで、単なる運ではない投資収益の源泉として、(ランダムではない)トレンドと、リスクプレミアムが浮かび上がってきました。 次は、市場のミスプライスです。市場の…

分散投資と周期性の考慮  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第39回 分散投資と周期性の考慮 分散投資の基本的考え方は、マーコウィッツという人によって定式化されています。簡単にいってしまうと、異なる対象に分散して投資することによって、ポートフォリオ全体で見たリスクを減らしていくことができるのです。 ただ…

第38回 リスクをとることの見返り(2)~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第38回 リスクをとることの見返り(2) もっとも、このリスクプレミアムを収益源とするためには、次の二つのことを考慮する必要があります。 第一に、リスクの高い企業1社だけに投資して、本当にリスクが顕在化してしまったら、元も子もありません。いくら…

第37回 リスクをとることの見返り(1)~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第37回 リスクをとることの見返り(1) リスクプレミアムの存在が意味するのは、リスクが高いものの方がリターンを得やすいということです。一般的な概念として、「リスクが小さければリターンも小さい、大きなリターンを得るためには大きなリスクを取らな…

第36回 リスクプレミアムはなぜ存在するのか(2) ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第36回 リスクプレミアムはなぜ存在するのか(2) プロスペクト理論の概要はすでに説明しましたが、ここで簡単に振り返ってみましょう。下の図(再掲)は、利益と損失に対する人の満足度(あるいは落胆)の度合いをモデル化したものです。 利益のエリアでの…

第35回 リスクプレミアムはなぜ存在するのか(1) ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第35回 リスクプレミアムはなぜ存在するのか(1) リスクプレミアムとは、リスクの対価のことです。こういうと簡単に聞こえますが、リスクプレミアムがなぜ存在するのかは、長く謎とされてきました。 経済学の基礎である合理的選択理論では、ある投資商品…

第34回 トレーディングの収益源の探究~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第34回 トレーディングの収益源の探究 ここまで、相場のトレンドを追うことを前提として、トレードに不可欠なディシプリンについてみてきました。ここからは、トレードの収益源は何なのか、それを得るためにどのような手法があるのかを改めてみていきたい…

第33回 適切なポジション量の調整 (その2) ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

第33回 適切なポジション量の調整(その2) いかなるスタイルのトレードでも、どのような動きに賭けるのかという点は明確になっているべきです。(テクニカルな観点から)短期的な値上がりに賭けるのか、腰を据えて中長期的な値上がりに賭けるのかというこ…

第32回 適切なポジション量の調整(その1) ~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

32回 適切第なポジション量の調整(その1) ロスカット、プロフィットテイクに続いて、トレードにおける規律(ディシプリン)が求められるもう一つの要素がポジションの大きさです。トレードの目的が短期的なものか長期的なものか、あるいはレバレッジをど…

第31回 プロフィット・テイクの原則 ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(31)~

第31回 プロフィット・テイクの原則 トレンドは予想を超えるものになることが多いのでできるだけ利食いはしないでトレンドに乗るべきと何度か述べてきました。もっとも、この原則はレバレッジをあまりかけずに中長期的なトレンドを捉えるときのもので、実際…

第30回 ロスカットの原則  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(30)~

第30回 ロスカットの原則 ロスカットの水準は、杓子定規に決めることは出来ません。かといって、適当でいいわけでもありません。基本的な考え方としては、チャートを見て、このポイントを下回ったら(ショートの場合は上回ったら)自分の想定が崩れるとい…

第29回 ロスカットの必要性を再確認する ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(29)~

第29回 ロスカットの必要性を再確認する トレード・ディシプリンの根幹をなすものは、何と言ってもロスカットです。ロスカットの重要性は誰しもが認識しているところだと思いますが、実際にはロスカットはとても難しい課題です。ロスカットしなければいけ…

懐疑的態度の必要性  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(28)~

第28回 懐疑的態度の必要性 今までの話をまとめると、トレンドで十分に利益を上げるためには、自分のストーリーにはこだわらずに柔軟に構えることが大切です。そして、ひとたびトレンドに乗ったなら、音楽が鳴りやむまで踊り続けるのです。しかし、踊りに…

真のトレンドにおける勝者と敗者  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(27)~

第27回 真のトレンドにおける勝者と敗者 ランダムなトレンド(本当はトレンドではないので、トレンドに見えてしまうものという意味)では、勝者と敗者を分けるものは偶然です。しかし、真のトレンドでは、偶然以外の要素が働きますので、勝者と敗者には一…

真のトレンドは必ず行き過ぎる  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(26)~

第26回 真のトレンドは必ず行き過ぎる なんども繰り返していますが、ランダムな動きは予測ができません。たまたま当てることは出来ても、それはたまたまであって、期待リターンはあくまでもゼロ(マイナス取引コスト)です。そして、市場の動きは、かなり…

偶然の中から法則を見つけ出す~ 田渕直也のトレーディング・テキストブック(25)~

第25回 偶然の中から法則を見つけ出す 前回も述べたように、物事の間に因果関係を見つけ出し、それらしいストーリーを紡ぎあげるのは人間に備わった特徴的な能力の一つです。この能力によって作り出されるストーリーは、相場を形作る基本的な要因といってい…

予想どおりに不合理~ 田渕直也のトレーディング・テキストブック(24)~

第24回 予想どおりに不合理 前回ご紹介した人間のファスト思考システムは、物事を直感的に、パターン化して、瞬時に判断していきます。そうした簡便な思考方法を、認知心理学ではヒューリスティックスと呼びます。ヒューリスティックスには、以下のような特…

二つの思考プロセス  ~田渕直也のトレーディング・テキストブック(23)~

第23回 二つの思考プロセス 人間には、物ごとを合理的に考える能力がある一方で、非合理的な思い込みやパターン化された思考にとらわれることがあります。これを、ダニエル・カーネマンは、二つの思考システムとして説明しています。 システム1(ファスト思…

「自分だけは違う」は違う? 田渕直也のトレーディング・テキストブック(22)

第22回 「自分だけは違う」は違う? 新年あけましておめでとうございます。昨年末は再び株高、円安のトレンドとなりましたが、うまく波に乗ることは出来ましたでしょうか。今年もまた、「長期的に勝つ」トレードのためには何が必要かを考えていきたいと思…

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