金融工学分野で、目からウロコの新事実・新技法!:マルチンゲールアプローチ!!
デリバティブ価格理論の本質は、無裁定を前提とするならば、「資産価格をある基準資産で割った値がマルチンゲール(期待値の値が常に現在の値に等しい)になる」というものです。
実はこの結論からほぼすぐに、デリバティブ価格を求める一般式を得ることが出来ます。「一般式(=普遍的)」であるがゆえに、この事実をまさに“魔法の杖”のように使って、あらゆるデリバティブに関する問題を解決して行く技法がマルチンゲールアプローチですが、このことはあまり知られていません。
マルチンゲールアプローチは、高度な数学的知識が無くても十分に直観的な理解が可能であり、いったん理論の使い方さえ修得すれば、種々の問題に対処することができるようになる技法です。
マルチンゲールアプローチは、クオンツをはじめデリバティブ実務家にとって、うれしい限りの新事実であり新技法と言えるでしょう。
<マルチンゲールアプローチを学ぶなら、シグマインベストメントスクール>
<文責>
清水 正俊
シグマインベストメントスクール学長
<マルチンゲールアプローチに関する学長からのお薦め本>
*「マルチンゲールアプローチ入門 デリバティブ価格理論の基礎とその実際」
村上秀記著(近代科学社 2015)
*「デリバティブ価格理論入門―金融工学への確率解析」
マーティン バクスター + アンドリュー レニー著
藤田岳彦・高岡浩一郎・塩谷匡介 訳 (シグマベイスキャピタル 2001) なお、下記が原書です。
*「Financial Calculus: An Introduction to Derivative Pricing」
Martin Baxter + Andrew Rennie (Cambridge University Press 1996)