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(注)「ブーメラン投資戦法」とは、シグマインベストメントスクール学長の考案による、ペアトレード手法の名称です。 

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第37回 リスクをとることの見返り(1)~田渕直也のトレーディング・テキストブック~

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第37回 リスクをとることの見返り(1)

リスクプレミアムの存在が意味するのは、リスクが高いものの方がリターンを得やすいということです。一般的な概念として、「リスクが小さければリターンも小さい、大きなリターンを得るためには大きなリスクを取らなければならない」というのは常識だと思いますが、ここで言っているのはそれとは違う概念です。リスクが高いものの方が、平均して得られる期待リターンが高くなるのです。もっと簡単に言えば、「リスクが高いものの方が勝てる確率が高い」ということです。
これは明らかに常識に反します。一般の投資家は、リスキーなものを嫌い、リスクのない商品を選ぼうとします。プロでも変わりません。一般的な大手の機関投資家は、リスクが一定以上に高いと判断されたものには投資しません。リスクの高い商品=粗悪な商品というのが常識なのです。たとえば、信用力が低い低格付の債券はジャンクボンド(クズ債券)と呼ばれます。返済が滞っている貸出債権は、回収のリスクが大きく、不良債権と呼ばれます。多くの投資家はこうしたものには投資をしません。
しかし、それこそがリスクの高い商品の方が儲かる可能性が高い理由です。多くの投資家が嫌い、誰も買わないからこそ、その価格は割安な水準に放置されます。一般のイメージが悪く、誰もが敬遠するものであればあるほど、低価格で購入できて、リターンもよくなるわけです。
実際に、長期的なデータで見た場合、リスクの小さな債券よりもリスクの大きな株式のリターンは大きくなります。同じ株式の中では、リスクが低い大型の優良株よりも、リスクの高い小型株の方がよく、債券の中で比較すると、リスクの小さな国債よりもリスクの大きな社債の方が、同じ社債でも投資適格級と呼ばれる優良企業の社債よりも低格付のジャンクボンドの方が、平均して高いリターンとなります。目ざとい外資系の金融機関やヘッジファンドが不良債権に群がるのも同じ理由です。
優良な投資対象よりも、くずとか不良と呼ばれるもののほうが実は投資価値が高くなるというのが、このリスクプレミアムの帰結です。かくして、投資はリスクをとるものが報われる世界となります。

 


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