エベレストに賭け、相場に生きた男 中島寛の物語 ヒマラヤに眠る(第17回/全20回)~シグマベイスキャピタル清水正俊~
1924年エベレスト山頂付近で消息を絶った英国の登山家ジョージ・マロリーは「なぜエベレストに登るのか?」との問いに、「そこにエベレストがあるから」と答えたそうである。中島も同様に、60年の生涯を、そこに山があるから挑み、道があるから走り抜けた男であり、シンプルに人生を純粋燃焼させる達人であった。
エベレスト直下、標高3880mに「ホテル・エベレスト・ビュー」がある。中島の登山仲間であり、アンナプルナトレッキングで有名なトロンパス(5416m)越えも一緒に楽しんだという宮原巍(日本大学山岳部OB、現ヒマラヤ観光開発社長)が、1969年に苦労して建てたそうである。中島の尽力もあったと聞く。墓は、このホテルに見守られるかのように、その上方、ネパールの国花である石楠花の群生斜面を抜けた雲上に作られ、一人眠る。
宮原巍「中島さんとのトロンパス越え」針葉樹会報第88号中島寛氏追悼特集1999/4発行 http://huhac.com/kaihou02.html
ホテルエベレストビューの歴史とヒマラヤの石楠花 ヒマラヤ観光開発(株)HP http://www.himalaya-kanko.co.jp/hev/hev_history.html
文中敬称略
清水 正俊
シグマベイスキャピタル株式会社代表取締役社長
シグマインベストメントスクール学長兼シグマ個人投資家スクール学長
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