ブーメラン投資初級講座(第4回/全20回)~ヘッジファンドのシグマベイスキャピタル~
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信用取引口座の作り方は次のとおりである。
①現物株取引のための通常の口座以外に、証券会社に信用取引のための口座開設の申し込みをする。簡単な知識確認シートにチェック記入を求められることがある。
②必要書類が郵送されて来るので、記入、捺印して返送する。
③後日、ログイン後の画面で口座開設完了を確認する。
④あとは、入金すれば即、信用取引スタートである。
⑤株式投資等にまったく未経験の場合、証券会社から「信用取引の内容とか危険性」を理解しているか確認の電話がかかってくることもある。前回程度の知識で十分なので、事前に理解しておく。口座開設のためだけでなく、自分自身の安全のためでもある。
次に、信用取引の専門用語を説明する。
新規
新規に信用取引をすること。信用買いと信用売りのどちらかである。
返済
信用取引を閉じること。「信用買いは返済売り」で、「信用売りは返済買い」でポジションを閉じることができる。なお、現物取引と違い、信用取引の清算は、返済時に差金決済方式でなされる。新規の株価と返済の株価の差で損益が計算される。この金額に各種経費が調整され、最終的な損益が確定する。
委託保証金
信用取引を開始するため、まず信用取引口座に置かねばならないお金である。取引のための担保である。大きな金額を入金すれば、大きな建玉が可能になる。
追加委託保証金
信用取引で売買した株式が、その後の値動きで計算上大きな損失が出た場合、担保を積み増さねばならない。これが追加委託証拠金で、実務では追証(おいしょう)ともよばれる。
とりあえず、以上のことを理解しておけば信用取引を使ってペアトレードを始められる。ペアトレードは信用買いと信用売りを同時に行うため取引自体のリスクが比較的小さい。「信用売りのみ」といった片方だけの取引は、ペアトレードのリスクよりはるかに大きいので、より慎重に対応しなければならない。この点を取り違えないようにすることが重要である。
つづく
<執筆者紹介>
清水 正俊 http://www.sigmabase.co.jp/index/lecturer.html
シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長
シグマインベストメントスクール(SIS)学長兼シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長
金融理論専門の教育研修・コンサルティング・出版のシグマベイスキャピタル株式会社
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