シグマの「スマートスクリーニング投資戦法(Cコース:今日の買い銘柄)」~銘柄選びの極意公開~投資における、感情と判断の違い(第3回/全20回)
経済学の大家であり、株式投資も得意であったケインズは、「銘柄を当てるのは美人投票のようなものだ」と言ったそうです。自分がどう思うかではなく、多くの審査員がどう思うかが重要というわけです。厳密に言えば、人間は自分のことしかわからないはずです。人間は、自分中心にしか物事を見ることが出来ないと悟ることから、投資の上達が始まります。
株の下落が続き、「そろそろ買い頃だ」と思うことがあります。しかし、株の下落は、相変わらず続くでしょう。株の上昇が続き、「買い場を逃した」と思うこともあります。しかし、その後も株価の上昇が続く場合がほとんどで、決して買い場を逃してはいないのです。これらの感情は当人だけのもので、この感情とは全く無関係にマーケットは動き、時間も流れて行きます。「自分だけは特別だ」と思うことから、投資以外でも様々な失敗に遭遇するケースのいかに多いことでしょう。
つづく
清水 正俊
シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長
シグマインベストメントスクール(SIS)学長
シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長
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