「ブーメラン投資戦法」で、究極のペアトレード

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(注)「ブーメラン投資戦法」とは、シグマインベストメントスクール学長の考案による、ペアトレード手法の名称です。 

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エベレストに賭け、相場に生きた男 中島寛の物語(第8回/全20回) ~シグマベイスキャピタル清水正俊~

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プラザ合意(Plaza Accord)とは、1985年9月22日、G5(先進5か国蔵相・中央銀行総裁会議)により発表された、為替レート安定化に関する合意である。ニューヨークのプラザホテルで開催されたことから、このように呼ばれた。会議に出席したG5蔵相は、ゲルハルト・シュトルテンベルク(西ドイツ財務相)、ピエール・ベレゴヴォワ(フランス経済・財政相)、ジェイムズ・ベイカー(アメリカ合衆国財務長官)、ナイジェル・ローソン(イギリス大蔵大臣)、竹下登(日本大蔵大臣)の諸氏であった。歴史的会議であり、米国ロナルド・レーガン大統領と日本中曽根康弘総理大臣間での政治的決断によるものであると聞く。アメリカの対日貿易赤字解消のため、 実質的に円高ドル安に誘導する内容であった。

合意がなされた1985年9月22日は日曜日であった。翌日は秋分の日であったため、金融史に残る急激な円高進行は海外市場から始まった。一晩で約20円円高に動いた海外市場を受け、翌日の東京市場は想像を絶する荒れ相場となった。インターバンク市場での建値方法は、1ドル=233.10-20というように(1ドルを233.10円なら買う、233.20円なら売るの意味)、ビッド(買値)とオーファー(売値)を並べて233円の後ろに「10-20」と提示する。この日は、朝9時開場と同時に「232.20-20」という具合に提示された。「ドルを232.20円なら買う、233.20円なら売る」の意味であり買値と売値の差が1円あった。1秒後には建値が231.00-00、3秒後には232.00-00という荒れ方であり、ディーリングルームは極度の緊張と喧騒に包まれた。1円台の数字を勘違いすると、最低取引単位が100万ドルなので、瞬時に最低100万円の損得が発生するからである。この日以降、簡単に1円、2円と値が飛び、1日に10円程度は乱高下する相場が数週間から数か月続き、そしてその後10年間に亘る1ドル=100円方向への流れが定着して行くことになった。これは同時に、「輸出立国」であった日本経済試練への10年間でもあった。中島は部長着任早々、市場の洗礼を受けることになった。

文中敬称略 つづく

清水 正俊

シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長

シグマインベストメントスクール(SIS)学長兼シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長

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