年金引き潮時代の資金運用初級講座(第2回/全20回) ~シグマ個人投資家スクール(SIIS)~
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投資には必ず「リスクとリターン」という言葉(概念)が付きまとう。リスクとは、儲かることもあれば損することもあるので、その危険度を言う。株式投資は危険と言われる。「いや、私は大儲けした」という人がいるかも知れないが、裏を返せば大損をした可能性もある。投資においては「利益と損失はいつも隣り合わせ」ということを忘れてはいけない。リスクについては、一般論として次のように言うことができる。
値動きの大きなものへの投資(新興企業の株など):リスク大
値動きの小さなものへの投資(大企業の株など):上記に比べ、リスク小
リターンとは、投資額に対しての損益の割合(%)である。リターンの計算は次のとおりである。
(計算例1)株を100万円買い、5万円儲けた場合
5万円÷100万円×100=5% リターンはプラスとなる。
(計算例2)株を100万円買い、5万円損した場合
-5万円÷100万円×100=-5% リターンはマイナスとなる。
以上のことから、投資に関して次の法則が成り立つ。
ロー・リスクの投資には、ロー・リターンが見合う(当然である)
ミドル・リスクの投資には、ミドル・リターンが見合う(当然である)
ハイ・リスクの投資には、ハイ・リターンが見合う(当然である)
注意すべきは、リターンにはプラスになる場合もマイナスになる場合もあるという点である。この点を意識し、次のよう表現されることもある。
ロー・リスクの投資には、ロー・期待リターンが見合う(当然である)
ミドル・リスクの投資には、ミドル・期待リターンが見合う(当然である)
ハイ・リスクの投資には、ハイ・期待リターンが見合う(当然である)
投資において「期待」という言葉は、良い場合だけではなく悪い場合も含む用語である。「この投資の期待リターンは5%である」という場合、投資リターンが5%の場合もあるが、マイナス5%の場合もあるという意味である。
つづく
<シグマからのおしらせ>
本ブログでは以下の連載が順次、交互並行でスタートしています。今後ともご期待ください。
(1)エベレストに賭け、相場に生きた男 中島寛の物語(全20回)
(2)金融マーケット今昔物語(全20回)
(3)ディーラーたちの栄光と挫折(全20回)
(4)年金引き潮時代の資金運用初級講座(全20回)
(5)数字に強い投資家を目指す初級講座(全20回)
(6)ブーメラン投資初級講座(全20回)
(7)ブーメラン投資中・上級講座(全20回)
(8)イベントドリブン投資初級講座:いまでしょ、この銘柄!(全20回)
(9)IPO・新興市場銘柄投資初級講座(全20回)
(10)FX投資初級講座(全20回)
(11)数式を使わない! オプション投資初級講座(全20回)
(12)シグマ個人投資家スクール分校開業・経営講座(全20回)
<執筆者紹介>
清水 正俊 http://www.sigmabase.co.jp/index/lecturer.html
シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長
シグマインベストメントスクール(SIS)学長兼シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長
金融理論専門の教育研修・コンサルティング・出版のシグマベイスキャピタル株式会社
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