シグマヘッジファンド:ブーメラン投資ファンド組成に向けて ~シグマ個人投資家スクール(SIIS)~
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NYマンハッタンのグランドセントラル駅からメトロノース鉄道で約1時間、コネティカット州グリニッジ(Greenwich)。ヨットハーバー付きの大豪邸が建ち並び東海岸のビバリーヒルズとも呼ばれるこの瀟洒な街は、現在では全米ヘッジファンドのメッカとなっており、多くの運用プロ達がその腕を競っている。
その歴史はテッド・ネッツガー(Ted Knetzger Ⅲ)やチップ・クルーガー(Konrad "Chip " Kruger)という名のプロトレーダー達が、この街にグリニッジ・キャピタル・マーケッツ証券会社(Greenwich Capital Markets:GCM)を1981年に設立したことに始まる。当時弱冠30歳前後の彼らはウォール街を離れ、これからは知恵とコンピューターの時代ということで、ここに新天地を求めた。そういえば、ウォール街には「必ずしも市場にいる必要はない」という相場の格言がある。奇しくも1981年は、パソコン時代の幕開けをもたらした元祖IBM PCが発売された年である。GCMのトレーダーたちは全員、机上に新品のIBM PCを置き、画面上に動く幾何学模様(スクリーン・セーバー)を描いて来訪者を驚かせていた。その頃のBusiness Week誌に、やはりIBM PCを机上に置くフィッシャー・ブラック(Fischer Black:当時、ゴールドマン・サックス金融商品開発部長)の写真が掲載されていた。
つづく
<シグマからのおしらせ>
本ブログでは以下の連載が順次、交互並行でスタートしています。今後ともご期待ください。
(1)エベレストに賭け、相場に生きた男 中島寛の物語(全20回)
(2)金融マーケット今昔物語(全20回)
(3)ディーラーたちの栄光と挫折(全20回)
(4)年金引き潮時代の資金運用初級講座(全20回)
(5)数字に強い投資家を目指す初級講座(全20回)
(6)ブーメラン投資初級講座(全20回)
(7)ブーメラン投資中・上級講座(全20回)
(8)イベントドリブン投資初級講座:いまでしょ、この銘柄!(全20回)
(9)IPO・新興市場銘柄投資初級講座(全20回)
(10)FX投資初級講座(全20回)
(11)数式を使わない! オプション投資初級講座(全20回)
(12)オフショア・ヘッジファンド講座:ブーメラン投資ファンド組成に向けて(全20回)
(13)シグマ個人投資家スクール分校開業・経営講座(全20回)
<執筆者紹介>
清水 正俊
シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長
シグマインベストメントスクール(SIS)学長兼シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長
金融理論専門の教育研修・コンサルティング・出版のシグマベイスキャピタル株式会社
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1947年生まれ。日比谷高校、一橋大学卒。日本長期信用銀行入行。1982年外国為替カスタマーチーフディーラー、1984年ドル円スポットチーフディーラー。1988年デリバティブチーフディーラー。同行によるグリニッジキャピタルマーケッツ社(米国コネティカット州)買収・業務拡大に従事。1990年同行退職。シグマベイスキャピタル株式会社設立、シグマインベストメントスクールを開校し現在に至る。ブーメラン投資戦法考案者。