ブーメラン投資初級講座(第1回/全20回)~ヘッジファンドのシグマベイスキャピタル~
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2銘柄の買いと売りを同時に作ることを一般にペア・トレードと言う。英語圏では買いをロング(Long)、売りをショート(Short)と言うので、ロング・ショートとも言う。
次の図は、青と赤2銘柄の株価チャートである。緑色矢印の時点で、赤銘柄を買うと同時に青銘柄を売る(ペア・ポジションを作ると言う)としよう。その後の相場変動に注視しながら、水色矢印の時点でペア・ポジションを閉じる(返済と言う)とする。以上の結果、赤銘柄については、買いよりも売りの株価が少し低いので損失が発生するが、青銘柄は売りと買いの株価の差が大きいので比較的大きな利益が得られる。この結果、ペア全体では利益が得られる。何よりも重要な点は、青銘柄の売りを入れているので、相場全体が下落しても損失を少なくできる(株価下落で利益が発生するので、ヘッジをするという)ことで、ペア・トレードの最大の利点である。
なお上記トレードで注意すべきは次の点である。
1.ペアとする最適な2銘柄の組み合わせを見つけること。
2.買いと売りの銘柄を間違えないこと。
3.買いと売りの金額をなるべく同額とすること。株数ではない。
4.ペア・ポジションを作るタイミングを間違えないこと。
5.ペア・ポジションの返済タイミングを間違えないこと。
6.ペア・ポジションを作ったけれども失敗した場合の収拾策。
これらのことを、ブーメランチャートという特別のチャートを使い、一定のルールに従って行うトレードが「ブーメラン投資」である。なお、売りから入るトレードをするには信用取引口座を証券会社に開設する必要がある。本講座は、株式投資の未経験者あるいは初心者が、ブーメラン投資を始められるようにすることを目的としている。
清水 正俊
シグマベイスキャピタル株式会社(SBCC)代表取締役社長
シグマインベストメントスクール(SIS)学長兼シグマ個人投資家スクール(SIIS)学長
金融理論専門の教育研修・コンサルティング・出版のシグマベイスキャピタル株式会社
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1947年生まれ。一橋大学卒。日本長期信用銀行入行。1982年外国為替カスタマーチーフディーラー、1984年ドル円スポットチーフディーラー。1988年デリバティブチーフディーラー。同行によるグリニッジキャピタルマーケッツ社(米国コネティカット州)買収・業務拡大に従事。1990年同行退職。シグマベイスキャピタル株式会社設立、シグマインベストメントスクールを開校し現在に至る。ブーメラン投資戦法考案者。