ブーメラン投資戦法の必勝法(2) 祖父の教訓とトレード
私の生家は、東京下町の駅前商店街で店を開いていました。祖父や父がいつも、子供の頃の私に教えていた言葉が今でも耳にこびりついています。「商売の商の字は“あきない”と読む。お客が来なくても飽きてはいけない。いつかはいいこともあるのだから」、「お金は“おあし”とも言う。足が生えているから注意しないとすぐに逃げて行く」。彼らは自分自身に言っていたのかもしれません。
ブーメラン投資戦法も同じです。成功ばかりとか失敗ばかりとかはあり得ません。まずは、成功しても浮かれず、失敗しても腐らず、飽きずに一定ペースでコツコツ続けることです。成功すると投資のペースを速めたり、金額を大きくしたり、逆に損をすると投資を休んだり、金額を小さくしたりする人がよくいますが、これはだめです。断言してもいいでしょう。
(つづく)