簡単! 初めての信用取引(3) ~信用取引での主な専門用語~
新規
新規に信用取引をすること。信用買いと信用売りのどちらかです。
返済
信用取引を閉じること。「信用買いは返済売り」で、「信用売りは返済買い」でポジションを閉じることができます。なお、現物取引と違い、信用取引の清算は、返済時に差金決済方式でなされます。新規の株価と返済の株価の差で損益が計算されます。この金額に各種経費が調整され、最終的な損益が確定します。
委託保証金
信用取引を開始するため、まず信用取引口座に置かねばならないお金です。取引のための担保です。大きな金額を入金すれば、大きな建玉が可能になります。
追加委託保証金
信用取引で売買した株式が、その後の値動きで計算上大きな損失が出た場合、担保を積み増さねばなりません。これが追加委託証拠金で、実務では追証(おいしょう)ともよばれます。
とりあえず、以上のことを理解しておけば信用取引を使ってペアトレードを始められるでしょう。ペアトレードは信用買いと信用売りを同時に行うため取引自体のリスクが小さいからです。「信用売りのみ」といった片方だけの取引は、ペアトレードのリスクよりはるかに大きいですから、より慎重に対応しなければいけません。この点を取り違えないでください。